「涙の奇跡という逸話がある”ヴィース巡礼教会”」(ドイツ)

さて、 今回は 「涙の奇跡という逸話がある”ヴィース巡礼教会”」(ドイツ) をご紹介

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ドイツの太陽はさそり座、月はみずがめ座に位置しています。

ある農家の夫人がシュタインガーデン修道院の修道士が彫った「鞭打たれるキリスト」の木像をもらい受けたところ、このキリストの像が涙を流したといいます。

教会ではこれを奇跡とは認定しませんでしたが、この噂は「ヴィースの涙の奇跡」として広まり、巡礼者が農家に集まるようになりました。

1740年には牧草地の小さな礼拝堂に移しましたが、巡礼者は増える一方。そこでシュタインガーデン修道院が先頭に立ち、一般からの浄財を募るなどして建設資金を捻出し、1746年から建造されたのがこの教会です。

アルプスを背に立ち、緑の牧草地に白壁が映える教会は、当時の高名な建築家ドミニクス・ツィンマーマンの手によるものです。

外観は牧場の中に建つ何の変哲もない教会ですが、ロココ様式の内部の装飾はドイツ・ロココ様式の最高傑作と称えられ、特にその天井画は「天から降ってきた宝石」とも讃えられています。主祭壇の天井フレスコ画は宮廷画家だった兄のヨハン・バプティストの作品。

パイプオルガンも、じつに華やかに装飾されています。

素朴な外観に比して、内部の装飾は華麗で繊細。その際立つコントラストに目を見張ります。

「鞭打たれるキリスト」の像は、十字架にかけられたキリストの血を表す赤い柱と、神の恩寵を表す青い柱に囲まれ、自ら犠牲になり復活したキリストの象徴である子羊の像、キリストの献身を表すペリカンの像などが配された主祭壇に安置され、伝説の奇跡を今に伝えています。

ヴィース(ドイツ語で草原)の名のごとく質素な佇まいの教会ですが、年間100万人もの巡礼者を迎え入れており、ロマンティック街道、ドイツ・アルペン街道の観光スポットの一つともなっています。

「涙を流したキリスト像」といわれる像が安置されている豪華な内装の質素な佇まいの教会・・何だかすごく魅力的ですよね

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