じゃがいもの普及から学ぶ心理学?

今日では世界の多くの人々がジャガイモを食べるようになっていますが、これは300年前には存在しなかったことだったそうです。

当時、ジャガイモは「卑しい」食べ物と見なされ、豚や牛に与えるだけのものでした。アントワーヌ=オーギュスタン・パルマンティエという男がジャガイモの消費を最も推進した人物です。彼はジャガイモの栄養価を知っていました。

どうすれば食品(または何でも)を人気にすることができるでしょうか?それを魅力的で、かつ排他的に見せることです。

そこでパルマンティエは農場を作り、その農場の近くに武装した警備員を配置しました。「貴重なジャガイモ」を守るためです。夜になると警備員を撤退させ…すると町の貧しい人々が忍び込んでジャガイモを盗んでいきました。彼らはジャガイモが適切に調理されると非常に美味しく、栄養価も高いことに気づきました。

これは彼が逆説的心理学・逆心理学はを使ってジャガイモを人気のある主食にする手助けをしました。その栄養価の高さにより、数百万のヨーロッパ人の健康と幸福を向上させることができたのです。

すべては、もし別の方法で接触していなかったらジャガイモには手を触れなかった人々との心理ゲームを一人の男が行った結果です。

ちなみに、アントワーヌ=オーギュスタン・パルマンティエ(フランスの薬剤師・農学者・栄養学者)にちなんで、フランスの家庭料理の牛ひき肉とじゃがいもの重ね焼き・アッシ・パルマンティ(hachis Parmentier)などジャガイモ料理にパルマンティエの名前が残されています。

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この方法は「逆説的心理学」を使って大きな効果を上げた方法です。

意図的に反対の行動や意見を促すことで、相手が本来望む方向に導こうとする方法なのですが、この方法は多くの事に使われています。

ジャガイモ料理をおいしく食べられるってこの方のおかげなのかもしれませんね。

そしてこの逆説的な人の心理をうまく使って反対意見や行動を使って望む方向に物事すすめていけるという事も覚えておきましょう。

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「じゃがいもの普及から学ぶ心理学?」への11件のフィードバック

  1. ジャガイモも色々な品種が出てて

    我が家でも欠かせない食材です

    世界中でも共通して使われる野菜でしょうね。

    ジャガイモのすばらしさを広めたこの方に感謝ですね。

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  2. おはようございます。ジャガイモといえば、真っ先に閃くのが、アイルランドの「ポテト・ファミン」、そのせいで、多くのアイルランド人がアメリカに移住、今のアメリカの富裕層に元アイルランド人が多いのはそのせい。ドイツでも主食ですし、ポテトチップスは私も大好き。パルマンティエさんに感謝、感謝。

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  3. おはようございます。最近ではいろいろなものが食べられるようになってきましたが、トマトは昔悪魔の実として恐れられたり、生魚しかりというところですね☆

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