ちょっとほっこりできるストーリー

裁判と言うとものすごく堅苦しいイメージですし、日本ではなかなか大きく裁判に持ち込むケースというのが頻繁とはいってないかもしれません。

でもアメリカでは裁判ってものすごく当たり前。宗教・人種のちがう人々の集まりである国なのでそうなるんでしょうね。

さて、本日はそんなアメリカの裁判を受けた方のちょっとほっこりする話をご紹介:

私はシングルファーザーで、母親を亡くした2人の小さな男の子を育てていました。

ある日、35マイル制限の場所で36マイル出していたというスピード違反のチケットをもらい、納得がいかなかったので、裁判に行くことにしました。

ちょうどイースターの週でした。通常、子どもを法廷に連れて行ってはいけないのですが、ベビーシッターが見つからなかったので仕方なく連れて行くことに。前日に、子どもたちがイースターエッグの色付けに使った食用色素をいじってしまい、上の子は手に緑の色が1か所だけ付いていましたが、下の子はおむつ以外の全身が緑色に染まっていました。

裁判当日、私は子どもたちと一緒に法廷に座っていました。すると、裁判官が私に「2つ質問があります。まず、子どもは通常法廷に入れないことをご存じですよね?」と尋ねました。私は「はい、でも今日はシングルファーザーでベビーシッターがいなかったんです」と答えると、彼は理解してくれました。

子どもたちも静かにしており、礼儀正しかったです。次に裁判官は笑いながら「ミニ・ハルクの説明をしてもらえますか?」と尋ねました。私は、子どもたちが食用色素に手を出したことを説明すると、裁判官は大笑いし始めました。(超人ハルクとはマーベル・コミックに登場する架空のスーパーヒーロー)

その裁判官は本当に素晴らしい人で、子どもたちを法壇に招き、「お父さんに罰を与えるべきかどうか」と聞きました。子どもたちはそれが面白かったようで、大笑いしていました。

裁判官はスピード違反のチケットを取り消し、私に教会の人々を紹介してくれ、ベビーシッターなどのサポートをしてくれるようになりました。

その後、私は彼と彼の妻と親しくなり、彼は私の子どもたちに数学の宿題を教えてくれたり、私が再婚して2週間のハネムーンに行った際には子どもたちの世話をしてくれました。彼が亡くなった際には、2人の息子が棺を運ぶ役を務めました。

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とても人情味のある裁判官ですよね。こうした事って結構あるようで、先日もテレビで瀕死の家族のために病院へいそいでしまったとか止むにやまれぬ事情を抱えた人々に対して穏便な判決をくだしている様子が放映されました。

日本でこうした話は聞いたことありますか?話題になってないだけ?!

日本で大きく取り上げられたのは再審で無罪となった袴田さんなど怒りがこみあげてくるような事ばかり。

日本の裁判制度やいつまでも解決しない首都圏連続強盗事件などなぜかモヤモヤする今日この頃ですが、こんな人情味のある話を聞きたいものですね。

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「ちょっとほっこりできるストーリー」への7件のフィードバック

  1. 罪を憎んで人を憎まずなんて言いますが

    こういう裁判官さん、素敵ですね

    型にはまりすぎてる日本じゃ

    考えられないでしょうね。

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  2. ほほえましい 人情味あるお話ね~~
    昨今は 連続強盗事件などが横行してて 何とも殺伐とした

    ほっこりするお話 ありがとうございました^^

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  3. おはようございます。日本はどうも官僚主義というか、堅苦しくて柔軟性がないように思います。心温まるエピソード、ありがとうございました!

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