復讐やうらみは置いていけ

みなさんネルソンマンデラさんってご存じですよね。南アフリカの第八代大統領に就任しましたが、その前に若くして反アパルトヘイト運動に身を投じ、27年間も獄中生活を送ったという壮絶な人生を持った方です。

彼の大統領になった後のお話しをご紹介:

「私が大統領になった後、護衛にレストランで昼食を取ろうと誘いました。私たちは席に座り、それぞれ好きなものを注文しました。

目の前のテーブルには、一人の男性が料理を待って座っていました。料理が運ばれると、私は兵士の一人にこう言いました。『あの男性をこちらに招いて、一緒に食事をするように伝えてくれ』と。兵士はその男性に私の招待を伝えました。男性は立ち上がり、自分の皿を持って私の隣に座りました。

しかし、彼が食事をしている間、彼の手は終始震えていて、一度も顔を上げることはありませんでした。私たちが食事を終えると、彼は私を見ようともせずに挨拶をして立ち去りました。私は彼の手を握り返し、彼を見送りました。

その後、兵士が私に言いました。
『マディバ(ネルソン・マンデラの敬称)、あの男性はきっと病気なのだと思います。食べている間ずっと手が震えていましたから』と。

私はこう答えました。
『違う、彼が震えていた理由は別にあるんだ』と。

そして、こう話しました。
『あの男性は、私が投獄されていた刑務所の看守だった。彼は私を拷問し、私は叫びながら泣いて水を求めた。しかし、彼は私を侮辱し、嘲笑し、水を与える代わりに私の頭に排尿した。

彼が病気なわけではない。彼は、今や南アフリカの大統領となった私が彼を刑務所に送り、彼が私にしたことをやり返すのではないかと恐れていたのだ。しかし、私はそんな人間ではない。復讐は私の性格や倫理に反する。

復讐を求める心は国を滅ぼすが、和解を求める心は国を築く。自由への扉を出た時、もし怒りや憎しみ、恨みを置いてこなければ、私は今でも囚人のままだっただろう。』」

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マンデラさんってやはりすごいお方ですよね。こんな仕打ちをされた相手に対してこうした態度にでる余裕なんてありますか?!

私はないです(;^_^A

でも復讐や恨みなどは誰でも置いてこなければ幸せはつかめないんですよね。こうした態度は本当に見習いたいと思います!(^^)!

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「復讐やうらみは置いていけ」への9件のフィードバック

  1. こんばんは。

    マンデラ大統領! この方は超がつくほどの有名人ですね! 中学校の教科書での出会いだったかなぁ?? なんだかんだで当時からもう30年か(笑) 早い早い。。。

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  2. 偉大なる方はやはり違いますね

    でも、食事の席に誘うと言うのも

    ある意味、ちょっと意地悪かもと思いました(笑

    居心地がいいはずないですからね。

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  3. おはようございます。感動的なエピソード。マンデラさんってそんな素晴らしい人だったとは。。

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