6歳のやさしさが教えてくれたこと

本日はある母親が語ったちょっと感動的なお話をご紹介:

今日、買い物を終えて店を出たときのことです。
娘がふいに立ち止まり、真剣な顔で私にこう聞いてきました。

「ねえ、あそこに座ってた男の人、泣いてたよね?どうして泣いてるの?」

私もその男性に気づいてはいましたが、理由は分かりませんでした。
「うん、見たよ。でも…たぶん悲しいことがあったんじゃないかな」とだけ答えました。

すると娘は少し考えてからこう言いました。

「暑くて、喉が渇いてるのかも。」

そう言うなり、彼女は迷わずその男性のところへ歩いて行きました。
そして、まっすぐ彼の目を見て言ったのです。

「こんにちは、おじさん。元気出して。今日は雨も降ってないし、いい日だよ。暑い?だったらおうちに帰ったらどう?」

その男性は微笑みながら、こう返しました。

「家がないんだ。でも大丈夫。」

娘は一瞬、顔を曇らせました。そして小さな声で言いました。

「そっか…じゃあホームレスなんだね。家がないってことは、ごはんもないの?冷蔵庫もないから…」

そう言うと、自分の小さな財布を取り出して、数ドルと飲んでいたジュースをその男性に差し出しました。

「これで何か食べて。そしたら私、うれしいな。マクドナルドが好きだから、行ってみて!」

私はその瞬間、彼女がその男性の一日を、いや人生を少しだけ明るく照らしたのを確信しました。
そして、不思議なことに、その様子を見ていた周囲の大人たちも次々に近寄り、お金を手渡していきました。

その後、少しだけお話を聞かせてもらいました。
彼の家であったトレーラーハウスは火事で焼け落ち、すべてを失ったといいます。最愛の奥さんも。

それを聞いたとき、胸が締めつけられました。
どれだけ辛く、寂しく、不安な日々を過ごしているのか想像もつきません。

それでも娘は、ただ「困っている人を助けたい」という気持ちだけで行動しました。
損得も、恐れも、偏見もありません。たった6歳の娘が、何よりも尊いことを教えてくれたのです。

「子どもは未来」——この言葉は、単なる理想じゃない。
今日、それが紛れもない「事実」だと、私は感じました。

どうか、こんな子どもたちが生きていく世界が、少しでも優しくありますように。

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この男性は本当に大変な目にあっていますよね。そんな悲しそうな彼を見てほおっておけなくなったこのかわいい彼女。

この男性の未来も良い未来であることを祈ると共にホントにこうした純粋な気持ちを持った子供たちの未来が良い世界でありますことを祈ります。

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「6歳のやさしさが教えてくれたこと」への11件のフィードバック

  1. こんばんは。

    この子の行動に拍手をたくさん送りたいと思ったと同時に、このこのままやご家族にも拍手!! きっと素敵なご家族なんだろうと思いましたよ。

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  2. トレーラーハウスに住んでいたってことは元々そんなに収入がなかったのでしょうね。そこで火事を起こしてホームレスになってしまった。色々考えさせられることがあります。アメリカって日本のように公営住宅とか生活保護とかがきちんとしていないイメージがありますよね。医療費とか。

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  3. おはようございます。
    素敵なお話ですね。
    自分が困っているときは、自分が一番不幸・・だと思うけれど
    それ以上に不幸な人もいるのだ・・と言う事が解れば
    少しは元気が出るかな? ポチ☆彡

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