自分にとっての英雄

本日から9月。今年も後半に差し掛かっていますが、何だか暑さだけは続いてますね~(;´∀`)

最近物騒な事件が多くありますが、そんな事件に遭った時にこんな経験をした女性もいます。本日は「自分にとっての英雄」をご紹介:

午前2時、私はウェイトレスの仕事を終えて家に歩いて帰っていました。
通りは静かで、通り抜けた路地はいつもよりさらに暗く感じました。
その時、気づいたのです――3人の少年が私をつけてきていることに。

恐怖で心臓が激しく打ち始め、私は走り出しました。

そのとき、ゴミ箱のそばに一人の男性がいるのが見えました。
息を切らしながら彼のもとへ駆け寄り、必死に頼みました。
「お願い…助けてください」

彼は驚いたようでした――まるで、自分に助けを求めてくる人がいるなんて思ってもみなかったかのように。
でも、ためらうことなく壁に瓶を叩きつけて割り、鋭い破片を手にして私の前に立ちはだかり、私を守ってくれました。
その姿を見て、少年たちは逃げていきました。

その夜以来、私は彼をよく見かけるようになりました。
レストランから食べ物を持って行き、小さなお礼の気持ちを伝えました。
彼は父親のような存在で、世間から忘れられていても、誰よりも大きな心を持っている人でした。

けれど、ある日突然、彼はいなくなりました。
2日間姿を見かけず、不安になって人に尋ねると――彼は事故に遭い、その場で亡くなってしまったと聞かされました。

あの夜、私を守ってくれたこと――他の誰もしてくれなかったでしょう。
世間は彼を「何者でもない」と見ていたかもしれません。
でも私にとって彼は守護者であり、英雄でした。

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助けてくれた人は路上生活をしていた人のようですね。

そんな彼を彼女は「浮浪者」としてではなく、父親のような存在・守ってくれた英雄 と感じたのです。

人は立場やメンツなどではないんですよね。勇気があって優しい心の持ち主が一番英雄なんですよね♪

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「自分にとっての英雄」への9件のフィードバック

  1. 悲しい話です。せっかく守ってくれたのに交通事故で亡くなってしまうとは。想像しただけで悲しくなりました。

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  2. おはようございます。
    一期一会の出会い、その人に助けて頂いた恩は
    彼がいなくなっても、忘れることはないでしょうね…

    今は、すでに37℃の当地、一体何℃まで上昇するやら。。。
    昨日に続き怖い1日になりそうですよ^^;
    ご自愛くださいね^^
    ポチ☆彡

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