カテゴリー: 運気アップのために

家族を得た少年

今日は秋分の日・昼と夜の長さがほぼ同じになり、この日を境に冬にかけて夜の時間が長くなっていくのですね。

さて、本日は日本でもよく起こっている家庭内暴力に打ち勝ったひとりの少年と15人のバイカーの物語をご紹介:

ある日、小さな男の子が私たちバイカーのテーブルに歩み寄ってきて、こう言いました。
「僕の義父を殺してくれませんか?」

店内の会話は一瞬で止まりました。革ジャンに身を包んだ15人の歴戦の男たちが固まって、その恐ろしいほど場違いなお願いをした恐竜柄のTシャツを着た小さな子どもを見つめました。ケチャップをおまけで頼むくらいの気軽さで「殺してくれ」と言うのです。母親はトイレに行っていて、息子がデニーズの一番怖そうなテーブルに近づき、何を打ち明けようとしているのか知る由もありませんでした。

「お願いします」と少年は小さな声ながらも決意を込めて言いました。「7ドル持ってます」
ポケットからくしゃくしゃになった札を取り出し、コーヒーカップの間に置きました。小さな手は震えていましたが、目は真剣そのものでした。

クラブの会長で4人の孫を持つビッグ・マイクが膝をついて聞きました。
「坊や、名前は?」

「タイラーです」と少年はささやきました。「ママがもうすぐ戻ってきます。手伝ってくれますか、それともダメですか?」

マイクは優しく尋ねました。「タイラー、なんで義父さんを傷つけてほしいんだ?」

タイラーはシャツの襟を引き下げました。首には紫色の手の跡がくっきり残っていました。
「誰かに言ったら、ママを僕よりもっとひどく傷つけるって言われました。でも、あなたたちはバイカーでしょ。強いでしょ。止められるでしょ。」

その時、私たちは他のことにも気づきました。左半身をかばう姿勢、手首の装具、化粧で隠されたあごの黄色い痣。

ちょうどその時、トイレから女性が出てきました。きれいな人でしたが、痛みを隠すように慎重に歩いていました。息子が私たちのテーブルにいるのを見て、顔に一瞬パニックが浮かびました。
「タイラー!ごめんなさい、ご迷惑をおかけして—」と駆け寄る彼女。その動きで顔をしかめるのを見逃しませんでした。手首に塗られた濃い化粧の下にも紫色の痣がのぞいていました。

「いいえ、ご迷惑なんて」とマイクが立ち上がって言いました。「ちょうどデザートを頼むところでした。一緒にどうです?こちらのおごりです。」――それは提案ではなく命令のようでした。

彼女はしぶしぶ腰を下ろし、タイラーを引き寄せました。
「タイラー」とマイクが言いました。「誰かが君とママを傷つけてるのか?」

彼女の表情が崩れました。「お願い…分からないの、彼は私たちを殺すわ。」
マイクは静かに遮りました。「奥さん、このテーブルを見てください。ここにいる全員が戦場で人々を守った経験があります。いじめる奴から弱い者を守るのが俺たちの役目です。だから聞きます。誰かがあなたを傷つけていますか?」

彼女の涙ながらのうなずきで十分でした。
その瞬間、レストランの向こうの席からポロシャツ姿の男が怒鳴り声をあげて立ち上がりました。顔は真っ赤に染まり、こちらへ突進してきました。
「サラ!なに勝手にこんな奴らと話してるんだ!おいガキ!こっちに来い!」

ビッグ・マイクはすぐに立ち上がりました。声を荒げず、拳を握ることもなく、ただそこに二人を守るように壁となり立ちふさがりました。
「坊主」と低く響く声で言いました。「席に戻れ。お前の家族は今、俺たちと一緒にアイスクリームを楽しんでいる。」

「ふざけるな!あれは俺の妻と子どもだ!」

「違うな」とマイクは一歩踏み出し、背後で14人の仲間が無言で立ち上がりました。
「あれは今や、俺たちが守る母と子だ。お前は彼らをどこにも連れて行けない。席に戻って会計を済ませ、出て行け。そして二度と彼らを追うな。分かったか?」

男は自分と犠牲者の間に立ちはだかる「怒れる革ジャンの壁」を見て、蒼ざめ、たじろぎ、逃げ帰りました。いじめっ子は臆病者なのです。

その場で戦いは終わりましたが、戦争はそこから始まりました。私たちは彼らを家に帰らせませんでした。弁護士でもある仲間の「シャーク」が彼女を連れて保護命令を申請し、残りはタイラーをクラブハウスへ。特大のチョコレートミルクシェイクを買ってやると、やっと普通の少年らしい笑顔が戻りました。

義父を殺すことはありませんでした。もっとすごいことをしたのです。彼を「消した」のです。
シャークと数人の仲間が「最後の訪問」をしました。手を出す必要はなく、ただ未来を突きつけました。山ほどの暴行罪で必ず裁かせること、サラとタイラーには保護がつくこと、そして彼の一挙手一投足を15人の退役軍人が監視することになると。翌朝には奴はいなくなっていました。

怪物を取り除いただけではなく、傷を癒す手助けもしました。資金を出し合ってサラとタイラーに新しい安全なアパートを用意し、引っ越しを手伝い、轟音を立てるハーレーを最恐の引っ越し護衛車にしました。

私たちはタイラーの「叔父」になりました。野球の試合に連れて行き、エンジンの整備を教え、学校の面談にもずらりと革ジャン姿で並び、彼が愛され守られていることを周囲に知らしめました。彼に「本当の男」を教えました――守る者であって、傷つける者ではないのだと。

数か月後、クラブハウスのバーベキューでタイラーがビッグ・マイクに絵を渡しました。そこにはバイカーベストを着た大きな笑顔のTレックスが、小さな男の子を守るように立っている姿が描かれていました。
「これ、あなたです。悪い恐竜を追い払ったTレックスだよ」とタイラー。

マイクは目を潤ませながら笑い、財布から7ドルのくしゃくしゃの札を取り出しました。ずっと大事に伸ばして保管していたのです。
「これは今までで一番価値のある報酬だ」と、声を詰まらせながら言いました。

タイラーはあの日、殺し屋を手に入れることはできませんでした。
代わりに、もっと素晴らしいものを手に入れました。

ビッグ・マイクとその仲間たち15人のバイカーたちという家族です。

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よかったですよね。勇気ある少年・タイラーのひと言のおかげで暴力をふるう義父を退治する事ができたのです。

こうした家庭内暴力(DV)の話は世界的にありますが、どんな状況であろうとも勇気をもって訴える力が必要ですね。そして訴えを聞いた政府や警察ももっと十分に配慮する必要がありますよね。

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魔女の罪で告発された?!

歴史上にはおかしな罪で起訴されたという話があります。本日は魔女の罪で謝って起訴されてしまったという話をご紹介:

1692年のセイラム魔女裁判で、81歳の農民ジャイルズ・コーリーは魔女の罪で誤って告発されました。
彼は地面に押さえつけられ、木の板を体の上に置かれ、その上に大きな石を積まれました。これは、徐々に体を押し潰し、呼吸を困難にするための拷問でした。

2日間にわたり、拷問人たちは石の重さを少しずつ増やし、そのたびに「告白したいか?」と尋ねました。

しかしコーリーは毎回、たった二言だけ答えました。

「もっと重く!」

彼はそれを貫き通しました。石の重さがあまりにも増し、肋骨が折れ、口から血が出るほどになっても、なお「もっと重く!」と言い続けました。あるとき、舌が口から押し出され、拷問者の一人が杖の先で舌を元に戻すことさえありました。

最終的に再び告白を求められたとき、ジャイルズ・コーリーは微笑み、叫びました。

「もっと重く!」

拷問人たちはそれに従い、ついに石の重みが胸を完全に押し潰し、二日間にわたる耐え難い苦痛の末、コーリーは命を落としました。

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コーリーが告白しなかった理由は、単純でありながら悲しいものでした。告白した者は、財産をすべて没収されてしまうからです。

コーリーはセイラムの住民たちによって告発されましたが、町の市長は以前からコーリーの農場を買おうとしていました。しかしコーリーは、その農場を息子に残すつもりでいたのです。
拷問中、何度も告白を迫られましたが、コーリーは「もっと重く!」と答え続けました。なぜなら、告白せずに死ねば法律上、農場は息子のものになりますが、告白してしまえば市長の手に渡ってしまうからです。

現代の裁判制度であれば、この事情だけで裁判地の変更が認められる十分な理由になるでしょう。しかし、そもそもコーリーが魔女である証拠は存在しませんでした。

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悲しい結末ですが、無謀な裁判って我が国でも無実の罪で起訴されてという事件はたくさんありましたよね。

コーリーさんは魔女であるという無実の罪を記せられ、財産である農場を没収されてしまうところでしたが息子さんのために死守できたのは不幸中の幸いだったと言わざるを得ないでしょう。

しかし、「おまえは魔女だ」なんて裁判があったというのはどうなんでしょうね~

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