ある日、夫が妻にこう言いました。
「友達と出かけてくるよ。」
妻はただ一言、「わかったわ」とだけ答えました。
その後、息子が母親のところに来て言いました。
「お母さん、模擬試験の結果が良くなかったんだ…」
怒られると思っていた息子は驚きました。なぜなら、母は落ち着いてこう言ったのです。
「そうなのね。でも、努力すればよくなるし、しなければ学期をやり直すことになるかもしれない。自分で選ぶことよ。」
翌日、娘が不安そうに打ち明けました。
「お母さん、車ぶつけちゃった…」
当然怒られると思っていた娘は、母の返答にまたしても驚きました。
「そうなの。じゃあ修理工場に持って行って直してもらいましょう。」
普段ならすぐに怒ったり焦ったりする母親のこの急な変化に、家族全員が首をかしげました。
そしてみんなが集まってこう尋ねました。
「お母さん、大丈夫? なんで最近そんなに落ち着いてるの?」
すると母は微笑んで言いました。
「やっと気づいたのよ。
人はそれぞれ、自分の人生の責任者だってことに。
私の心配や不安、ストレスは、あなたたちの問題を解決してくれるわけじゃない。ただ、私自身を疲れさせるだけ。
アドバイスが欲しければ言うわ。でも、それを聞くかどうかはあなた次第。
どんな選択にも結果がある。良くても悪くても、それはあなた自身が受け止めなきゃいけない。
私は他人の選択に責任を持てない。持てるのは自分自身だけ。
私の役目は、あなたたちを愛し・支え・見守ること。
それ以上のこと――つまり、自分の人生をどう生きるかは、あなたたち自身の手にあるのよ。
だから私は、もう穏やかに構えて、あなたたち一人ひとりが自分の人生の舵を取るのを見守ることにしたの。」
その言葉を聞いて、家族全員が言葉を失いました。
それからというもの、家族の雰囲気は変わり、皆が自分の行動に責任を持ち、助け合いながら生きていくようになりました。
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「勉強しなさい!」と言われるとやる気がなくなる・・・というCMがありますが、アドバイスした事がかえって裏目に出る事ありますよね。
気づきと愛情ってむずかしい問題かもしれませんね。
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