レモネードを売っていた8歳の少女

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8歳のミアは、一杯50セントでレモネードを売っていました。

がんの治療費を少しでも助けたいと思っていたのです。

でもミアは知りませんでした。

地元のあるバイククラブのメンバーたちが、ちょうど彼女のことを話し合っていたことを――。

ミアは小さなレモネードスタンドの後ろに座っていました。

抗がん剤治療で髪は抜け、体も疲れていました。

それでも、彼女はあきらめようとはしませんでした。

母親のサラは、家の窓から娘の姿を見つめていました。

胸が痛む一方で、娘を誇らしくも思っていました。

サラは、

「本当は、お金の心配をしなくてもいいのよ」

とミアに話していました。

でも、母親には分かっていました。

ミアにとって大切なのは、お金ではなかったのです。

レモネードを売ることは、病気に負けないための彼女なりの闘い方でした。

「私はまだ頑張れる」

そう自分自身に言い聞かせ、希望を持ち続けるためだったのです。

秋の少し冷たい空気の中で一時間ほど経ったころ、遠くから低いエンジン音が聞こえてきました。

やがて一台のハーレーダビッドソンがやってきて、ミアのレモネードスタンドの前で止まりました。

乗っていたのは、大柄な男性。

黒い革のジャケットを着て、腕にはタトゥー、長いひげを生やしていました。

見た目はちょっと怖そうです。

ところが、話しかけてきた声はとても優しいものでした。

「今日のおすすめは何かな、店長さん?」

「レモネードです」

ミアは小さな声で答えました。

「一杯……50セントです」

男性は笑顔になりました。

「うん、これはうまそうだ」

ところが男性は財布を取り出しませんでした。

自分のバイクへ戻ると、大きな革のバッグを取り出し、それをミアのテーブルの上に置きました。

そして静かに言いました。

「今日は喉が渇いてないんだ。でも、これをお母さんに渡してくれるかな。君の治療のために使ってほしい」

ミアは何が起きているのかよく分からないまま、うなずいて、

「ありがとう」

と言いました。

男性も小さくうなずくと、再びバイクにまたがり、その場を去っていきました。

しばらくして母親のサラが外へ出てきました。

そしてバッグを開けると――

言葉を失いました。

中には、4,000ドルを超える現金が入っていたのです。

そして、小さな手書きのメモが添えられていました。

「本物のファイターを見れば分かる男たちより。
負けるな、小さな戦士。」

後になって、サラはその理由を知りました。

近所に住んでいる物静かな男性の一人が、そのバイククラブのメンバーだったのです。

彼は仲間たちにミアのことを話していました。

病気と闘いながら、それでも毎日のように外に座り、一生懸命レモネードを売っている小さな女の子がいる、と。

その晩――

話を聞いたバイカーたちは、一人、また一人と財布を開きました。

そして、ミアのためにお金を出し合ったのです。

どんなに強面に見える人でも、
誰よりも優しい心を持っていることがある。

人の優しさは、外見だけでは決して分からないものなのかもしれません。

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私もNYにいた頃、ブルックリンの住宅街で、小さな子どもがレモネードを売っている姿を見たことがあります。アメリカでは、子どもたちのちょっとしたお小遣い稼ぎとして昔から親しまれている光景なんですよね。

でもミアちゃんもその心がけが立派だし、それを知ったバイカーたちの心意気すばらしいですよね!(^^)!

ミアちゃんが健康を取り戻している事を祈ります。

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