「ロンドンナショナルギャラリー展」を観て-その1

先日・国立西洋美術館で開催中の「ロンドンナショナルギャラリー展」を観てきましたのでその内容をご紹介:

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この展覧会は史上はじめて61点もの数の絵画がロンドンより海外に来たものであり、イギリスで作られた西洋美術のコレクションを見ることができるとてもすばらしいコレクションです。

作品はストーリー仕立てになっていて、最初にルネサンス絵画ー続いてオランダ絵画-次にイギリス肖像画-グランドツァーースペイン絵画-風景画-フランス近代美術と構成されています。

下記はルネサンス期に最も活躍した巨匠・ティツィアーノさんの「ノリ・メ・タンゲレ」

左の男性はイエス・キリストで、右の女性はイエスの母・マグダラのマリア

タイトルの「ノリ・メ・タンゲレ」は私に触るなという意味でこの後に父(主である神)にまだ会っていないから触れるにはまだ早いよと言ってるようです。

次にオランダ絵画のコーナーではまず、レンブラントの34歳の自画像

レンブラントもまた17世紀オランダ絵画の最盛期に活躍した巨匠ですよね。

彼はご自分の自画像をとてもたくさん残しています。この作品は「夜警」が完成される少し前ですが、あぶらののった時期なのではないでしょうか。

解説によると、このころの画家の自画像は少なかった。彼はただの絵描きからアーティストとして画家とみてもらいたかった。服装も当時より以前の100年ぐらい前のコスチュームであり、肩ひじを窓枠に置いているポーズ。

これらはルネサンス期のティツィアーノ・ラファエロ・ミケランジェロなどの時代の服装であり、彼らのポーズを意識しているのです。またファーストネームのレンブラントもラファエロ・ミケランジェロなどを意識した彼のマーケティング戦略。

ルネサンス期の巨匠たちをまねて同じぐらい重要な存在だと権威づけていたのです。

おもしろいですよね~ 30代の若き成功者であったレンブラントの自信たっぷりな感じがでているこの印象深い自画像の意味を知ると彼の人柄が見えてきますよね♪

またこのオランダ絵画の中にはこれまた有名なフェルメールの「ヴァージナルの前に座る若い女性」が出品されています。

この絵はフェルメールが晩年40歳ごろに描いたもの。暗い背景のなかで、女性の鮮やかなブルーの衣装と強いまなざしが印象的です。しかしながら、この絵は彼の残された今までに見た絵画よりちょっと暗めな印象でした。

彼は43歳で亡くなっているのですが、この時期・彼は貧乏だったらしく、病に侵されていたのかもしれません。またこれと対に書かれたと言われる絵画(下の絵です)もあり、光の加減が微妙にちがっているのも興味深いです。

亡くなる数年前に描かれた絵画の意味することは何だったのでしょうか。

これまた興味深いですね~

まだまだ展覧会の作品は続きますが、次回でご紹介しますね

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「「ロンドンナショナルギャラリー展」を観て-その1」への13件のフィードバック

  1. これ娘ともども見に行きたいと思ってます。
    でもねー。コロナウィルスのおかげで香港から出れないんですよー。
    何とかならないかな?

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  2. こんにちは。

    フェルメールの下の絵は、心が病んでいるように思います。
    本来なら人物の顔に焦点を合わせると思いますが、その顔が暗くて青みがかっていますものね。
    それに対して、外から入る窓の光が眩しくて、野外への熱望を感じます。
    外に出られなかったのかな?
    応援です☆。

    いいね

  3. 私も行きたくなりました!

    目標を途中挫折させないために!!潜在意識なんですね。
    やらないよりは少しでもやったほうがいいですね。
    時間がたっぷりあるほうが怠けてしまいます。。
    時間のメリハリ、小さな一歩から始めます^^

    いいね

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