前回に引き続き、国立西洋美術館で開催中の「ロンドンナショナルギャラリー展」を観てきましたのでその内容をご紹介:
この展覧会は史上はじめて61点もの数の絵画がロンドンより海外に来たものであり、イギリスで作られた西洋美術のコレクションを見ることができるとてもすばらしいコレクションです。
さて、今回は最初にヴァン・ダイクとイギリス肖像画から。
イギリスで肖像画を書くことが大流行していたそうです。下記の二つを見比べてみましょう:
最初はヴァン・ダイクの描いた「レディ・エリザベス・シンベビーとアンドーヴァー子爵夫人ドロシー」

ヴァン・ダイクはフランドルの代表的な画家でイギリス肖像画かとして活躍しました。主に王侯貴族を描いています。
そして下記がジョセフ・ライト・オフ・ダービーの描いた「トマス・コルトマン夫妻」こちらは新興のブルジョアジーを描いています。

ヴァンダイクの絵画は姉妹を描いていますが、ふたりが目を合わすことなく、時代を超越するようなオーラを感じさせる絵画。
それに対して、下のトマス・コルトマン夫妻の絵画は二人が会話をしているかのようなよりリアルな姿で描かれています。
肖像画は最初は大貴族たちを描いていましたが、産業革命以後の資本家や地主たちが台頭してきて彼らもこうして肖像画を描くようになったのです。しかし、絵画の様子も変化していってるのがわかりますね~
ちょっと飛んで次にスペイン絵画に移動します。
スペイン国外においてスペイン絵画の先鞭をつけたのがイギリスです。特に、19世紀初めのスペイン独立戦争にウェリントン公率いるイギリス軍が参戦したことで、ベラスケスなどの作品がもたらされ、イギリスでのスペイン絵画の評価が確立されていきました。
下記がゴヤの描いたウェリントン侯爵。彼のおかげでイギリスでスペイン絵画が有名になったのですね。

また風景画とピクチャレスク(絵のような)のコーナーでは私の好きな風景画の巨匠・ターナーさんの「ポリュフェモスを嘲るオデュッセウス」がありました。

この絵はギリシャ神話の英雄オデュッセウスが一つ目の巨人につかまってしまうのですが、そこから船で脱出成功している姿を描いたものです。
左上に巨人がいるのですが、ぼんやりしていてちょっとわからないけど、船上の赤い衣をまとってオデュッセウスが勝ち誇って巨人を嘲っている様子が見てとれます。
さて、続きは明日に♪
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